2015-12-04

クリスマスにいかがですか?栄養満点のアボカド料理

いよいよ12月、日ごとに気忙しさが増す時期となりました。
一方で風邪やインフルエンザにも注意したいこの時期、栄養満点の「アボカド」を使ったお料理はいかがでしょうか?



■アボカドは森のバター


日本ではなぜか「アボガド」と誤記される事も多い「アボカド」ですが、原産地は中南米で、その語源はアステカ族の言葉「ahuacatl(アファカト)」だと言われています。
中南米の人々は昔から経験的にその栄養価の高さを知っていたようで、数千年前から栽培されていたようです。

「アボカド」は果物としては珍しく全体の20%近い脂質が含まれています。
これが別名「森のバター」とも言われるとろけるような食感のもととなっています。
「アボカド」に含まれる脂質は「不飽和脂肪酸」であるオレイン酸で、悪玉コレステロールの増加を抑える効果があると言われています。
他にもビタミンEやビタミンC、カロテン、またそのクリーミーな食感から想像もつきませんが、可食部100gあたり5.3gの食物繊維を含んでいます。(「日本食品標準成分表2010」より)


アボカドの主な栄養成分(可食部100g中)
エネルギー・・・・・・・・・187.0kcal 炭水化物・・・・・・・・・6.2g
脂質・・・・・・・・・・・・18.7 g       たんぱく質・・・・・・・・2.5 g
カリウム・・・・・・・・・720.0mg   ナトリウム・・・・・・・・7.0 mg
カロテン・・・・・・・・・75μg    ビタミンE・・・・・・・・・3.4mg
ビタミンB1・・・・・・・・・0.1mg  ビタミンB2・・・・・・・・・0.21mg
ナイアシン・・・・・・・・・2.0mg       ビタミンB6・・・・・・・・・0.32mg
葉酸・・・・・・・・・84.0μg              ビタミンC・・・・・・・・・15.0mg
食物繊維・・・・・・・・・5.3g          (日本食品標準成分表2010より)



■日本で売ってるアボカドのほとんどはメキシコ産


熱帯~亜熱帯に育つ植物の為、日本では和歌山や四国、南九州、沖縄等で少量が栽培されているのみで、日本で販売されている「アボカド」のほとんどは輸入品でその多くはメキシコ産です。
他に、南米のチリやニュージーランド産の「アボカド」も輸入されています。
メキシコではアボカドが年に4回自然に花をつけ、実がなるため、年間を通して「アボカド」を生産する事ができ、世界1位の生産量を誇っています。


■アボカド料理簡単レシピ


「アボカド」というと、スライスしてわさび醤油で…という食べ方が有名ですが、こんな料理もいかがでしょうか。


●えびマヨサラダ
材料(3人分)
ブラックタイガーむきえび…150g レタス…3枚 ミニトマト…5
アボカド…1個 きゅうり…1本 ゆで卵…2個 片栗粉・油…各適量
A)溶き卵…1/2個分 片栗粉…大さじ2 塩…小さじ1/4
B)マヨネーズ…80g 砂糖・レモン汁…各大さじ1 塩・胡椒…各少々

①ボウルにえび、Aを入れてもみ込み、片栗粉をまぶす。170℃に熱した油でえびをカリッとするまで揚げ、粗熱を取ってボウルに入れ、混ぜ合わせたBと和える。

②レタスは食べやすくちぎり、ミニトマトは半割りにする。アボカドは1㎝角に切り、レモン汁(分量外)を振り掛けて混ぜておく、きゅうりは乱切り、ゆで卵は4つ割りにする。

③器に②を盛り、①をのせる


クリスマスなどにも使えそうなちょっと豪華にアボカドとえびマヨを合わせたサラダです。
えびマヨのマヨネーズは、砂糖を入れる代わりに練乳を入れてもマイルドでクリーミーになっておいしいですよ。


●ほたて&アボカドのサラダ
材料
アボカド レモン汁 ほたて貝柱缶詰(ほぐす) オリーブ油 しょうゆ 粗挽き黒胡椒   …各適宜

①アボカドは中身をくり抜いて角切りにし、レモン汁をまぶす。

②ほたて貝柱は汁気をきってアボカドと混ぜ合わせ、アボカドの皮に詰める。オリーブ油、しょうゆをかけ、粗挽き黒胡椒をふる。


くりぬいたアボカドの皮に詰めるちょっとおしゃれなサラダです。
材料を混ぜ合わせるだけで簡単に作れますので、未熟なアボカドを1個年末に用意しておいて、お正月にササッとすぐに作れる1品にも使えそうです。


●アボカドジュース
材料
アボカド…1個 レモン又はライム…1/2個 水…200cc位 はちみつ…適宜

①アボカド1個は種を取り、皮をむき、適当な大きさに切って、レモンの搾り汁と共にミキサーにかけます。

②アボカドとレモンの搾り汁がペースト状になったら、少しずつ水を足してはミキサーを回してお好みの濃度にのばします。水が少なめなら濃厚なスムージー風に。

③お好みの濃度になったらところではちみつを大さじ2杯程度いれてミキサーを回して出来上がり。


アボカド好きの友人おすすめのアボカドジュースです。
これを基本に、はちみつをコンデンスミルクに替えたり、ジンジャーを入れてみたり、刻んだチョコレートを入れてみたり(チョコシロップでも良いかもです)、水を牛乳や豆乳に替えてみたり、と色々とバリエーションが楽しめる様です。


●簡単アボカドアイス
材料
アボカド…3個 卵(全卵)1個 牛乳…カップ1/22/3 砂糖…大さじ5杯位

①アボカド3個の皮と種を取り除いて、ミキサーに入れます。

②同じくミキサーに全卵1個と砂糖大さじ3杯を入れてミキサーを回し、なめらかなペースト状にします。

③ペーストに牛乳を少しずつ加え、そのたびにミキサーを回してよく混ぜます。緩めのシェイク位の固さになるように牛乳を加えてゆるめていきます。

④残りの砂糖を入れてミキサーを良く回して混ぜ、金属製のバットや製氷皿に入れて、冷凍庫で凍らせます。(大体3時間以上かかります。)

⑤凍ったらミキサーでまたソフトクリーム位のやわらかさになるまでかきまぜて空気を入れて、凍らせるとよく空気を含んだ口当たりのなめらかなアイスになります。

こちらもアボカド好きの友人のおすすめレシピです。
上記のアボカドジュースの水を牛乳に替えたバージョンに卵を加えて凍らせたアイスです。
丁寧に空気を含ませるとより口当たりのよいアイスになります。

メインからデザートまでいろいろ使える「アボカド」。生協では毎週ご案内しておりますので、年末のエネルギー補充にぜひお試しください。