2020-01-10

今が旬のキャベツでこんなお料理はいかがでしょうか

あけましておめでとうございます、2020年もよろしくお願いいたします。
さて、お正月の料理と言えばどうしても葉物野菜が不足しがちになりますよね。
今が旬の「キャベツ」を使ったお料理はいかがでしょうか。
簡単に作れるキャベツを使ったお料理を紹介したいと思います。

■「春キャベツと冬キャベツの違いって?」

キャベツの原産地はヨーロッパの地中海・大西洋沿岸で、もともとの野生種はケール(青汁の原料として有名)のような結球しないタイプでした。
紀元前6世紀頃、ケルト人によってヨーロッパ各地へ広められ、その過程で、現在のような結球タイプのキャベツが生まれました。
花を食べるブロッコリーやカリフラワー、茎を食べるコールラビ、わき芽を食べる芽キャベツもキャベツの仲間で、同じ原種から分岐して生まれたそうです。

キャベツが日本へ渡来したのは江戸時代といわれていますが、当時は主にハボタンの様に観賞用として栽培されていたようです。
食用として本格的に栽培されるようになったのは幕末以降で、外国人居留地での栽培から明治時代には一般へも広がり、第二次大戦後には消費量が急速に伸びました。(独立行政法人 農畜産業振興機構「今月の野菜」より)

キャベツは、出荷時期により、「春キャベツ」「夏秋キャベツ」「冬キャベツ」に大きく分類されます。
以前は巻きがかたい冬系の「寒玉」が流通の大半を占めていて、加熱をすると甘みがまし、風味が出るため、関西ではお好み焼用等に現在でも強い人気があります。
一方、付け合せやサラダ等にして食べることが多い関東では、生のままでもやわらかくて美味しい春系の品種が好まれ、近年、生産量が増加しているとの事です。(独立行政法人 農畜産業振興機構「野菜ブック」より)


■冬系キャベツ(寒玉)

形が扁平で、内部が真白、葉がかたく巻きがしっかりしているのが特徴です。
加熱しても煮くずれしにくく、甘味がまし風味が出るため、お好み焼きや煮込み料理等に適した品種です。


■春系キャベツ(春玉)

形は丸く、球の内部まで黄緑色を帯び、葉の巻きがややゆるいのが特徴です。
「新キャベツ」とも呼ばれ、みずみずしくやわらかいため、サラダや即席漬け等生食用に適した品種です。

■キャベツを使った簡単レシピ



●じゃがいものカレーケチャップソテー

材料(2人分)
牛ミンチ…150g じゃがいも…2
キャベツ…4枚 玉ねぎ…1/4
にんにく…1片 オリーブ油…大さじ1
カレーパウダー…大さじ2
A)トマトケチャップ・水…各大さじ1



①じゃがいもは皮をむいて3cm角に切って水にさらし、レンジ(600W)で約4分加熱する。キャベツはざく切り、玉ねぎとにんにくは薄切りにする。

②フライパンにオリーブ油を熱し、玉ねぎとにんにくを炒める。ミンチを加え、ぽろぽろになるまで炒める。

③カレーパウダーをふり入れて全体になじませ、じゃがいも、キャベツ、を加えて蓋をし、約5分蒸す。


お子さんも大好きなカレーケチャップ味の炒め物です。
お子さんが小さいお家はにんにく抜きで作って下さい。
この炒め物をオムレツの具にしても美味しそうですね。


●りんごとくるみのコールスロー

材料(2人分)
ツナ缶(オイル無添加)1
生くるみ…30g
りんご・玉ねぎ…各1/4
キャベツ…3枚 人参…1/3
塩…小さじ1/2
レモン汁(あれば)…大さじ1
A)マヨネーズ…大さじ3
酢…大さじ1 砂糖…小さじ1

①ツナ缶は缶汁をきる。くるみは粗く砕いてから炒りする。りんごは皮つきのままいちょう切りにしてレモン汁をまぶす。玉ねぎは薄切り、キャベツと人参はせん切りにする。

②ボウルにキャベツ、玉ねぎ、人参を入れて塩を加えてもみ、しんなりしたら水気をしっかりとしぼる。

③別のボウルにを混ぜ合わせ、②、残りの①を加えて混ぜる。


ちょっとおしゃれな箸休めにもぴったりなコールスローです。
手早く作りたい時は、マヨネーズと混ぜる酢と砂糖の代わりに「べんりで酢」とか「COOPべんりな合わせ酢」を使ってもいいですね。どちらも甘みがついているので砂糖なしで大丈夫です。


●ベーコンとキャベツのバター蒸し

材料(2人分)
ベーコン…80g キャベツ…4枚 コーン…60g
バター…10g
A)塩・粗挽き黒胡椒…各少々


①キャベツはざく切りにする。

②耐熱容器に①、ベーコン、コーンを入れ、バターを散らしてをふる。

③ラップをかけてレンジ(600W)で約4分加熱し、そのまま約5分おく。


こちらは「後1品欲しい」と言う時に簡単手軽にできる1品です。
ここでは塩少々をふってますが、おしょう油をちょっとたらしてもバターしょうゆ味でおいしそうですね。


●塩こんぶ和えしらすキャベツ

材料(作りやすい分量)
しらす干し…25g キャベツ…約100g
A)塩こんぶ(細かく刻む)…大さじ1
ごま油…大さじ1/2 いりごま…適量

①キャベツは細切りにする。

②ボウルに①、しらす干し、を入れて和える。


こちらは作り置き可能な常備菜です。お漬物代わりにもいいですね。
塩昆布を刻むのが面倒な場合は、最近ではあらかじめ刻んである塩昆布も売ってますので、大きなスーパー等で探してみてください。


●ササミと春キャベツの酢の物

材料(2人分)
酢の物ベース…200g 鶏ササミ…2
春キャベツ…3
きゅうり…1/2本 酒…小さじ1
A)ごま油・炒り白ごま…各小さじ1



①キャベツはざく切り、きゅうりはせん切りにする。

②耐熱容器にキャベツを敷き、ササミをのせて酒をふり、ラップをかけてレンジ(600W)で約3分加熱する。粗熱が取れたらササミを食べやすくさく。

③ボウルに「酢の物ベース」、②、きゅうり、を入れて混ぜ合わせる。


「COOP酢の物ベース」を使ったさっぱりとしたおかずです。

「COOP酢の物ベース」は一度湯せんをすると春雨の食感が良くなるので、ぜひ湯せんをしてからお使いください。
生協では毎週いろいろな産地のキャベツを企画していますので、ぜひお好みの料理法でお試しください。