いつもとはちょっと違った夏にとまどう事も多いかもしれませんね。
暑い時期は夏バテで食欲が落ちるのが心配ですよね。
これからの時期に美味しい「トマト」を食べて、夏バテに負けない様にがんばりましょう。
■トマトは昔は観賞用?!
トマトの原産地はペルー、エクアドル、ボリビアにまたがるアンデス山地で、古くからインディオが食用にしていました。やがてコロンブスの新大陸発見によりヨーロッパ各地へ伝わりましたが、その頃は観賞用の植物として栽培されていました。
食用とされるようになったのは、19世紀になってからでイタリアやギリシャを中心として、様々なトマト料理やソースなどが作られるようになり、世界で最もポピュラーな野菜となりました。
日本には江戸時代の初期に観賞用としてもたらされ、野菜として普及したのは昭和になってからでした。
(参考:独立行政法人農畜産業振興機構「野菜の魅力」 より「トマト」https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/syouhi/yasai_miryoku.html )
■旬のトマトを使ってこんな料理はいかがでしょうか。
●真っ赤なトマトのサラダそうめん
材料(4人分)
そうめん(乾麺)…300g トマトソース…1缶(295g)
そうめんつゆ(ストレート)…3/4カップ トマト…6個 ゆでたこ…100g きゅうり・セロリ…各1本
玉ねぎ…中1個 大葉…3枚
塩・こしょう…各少々 オリーブ油…大さじ1
①トマトソースとそうめんつゆを混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やしておく。
②トマト2個はくし形に、4個はさいの目に切る。ゆでたこは小さめの乱切りにする。
③きゅうりとセロリ、玉ねぎはそれぞれ粗みじんに切り、玉ねぎは水にさらす。水気をよくきり、塩・こしょうで下味をつける。
④そうめんは硬めにゆで、水で洗い、水気をきってオリーブ油をまぶす。
⑤それぞれの皿に①のソース大さじ3~4をひいてそうめんを盛り、さらに③と②を盛り合わせ、残りのソースをかけ、せん切りの大葉を散らす。
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ここでは素麺をつかってますが、スパゲッティ―ニの様な細いパスタを使って、冷製パスタにしても良いですね。
素麺やパスタをゆでるのがつらい時は、お水で洗うだけの市販の麺を使っても。
●スモークサーモンとトマトのサラダ
材料(2人分)
スモークサーモン切落し…50g トマト…1個
きゅうり…1/2本 レタス…2枚
A)玉ねぎのみじん切り…大さじ1
野菜たっぷり和風ドレッシング・にんにくのすりおろし…各適宜
①スモークサーモンは冷凍であれば解凍する。トマトはひとくち大に切り、きゅうりは縦半分に切って斜め薄切りにする。レタスは食べやすくちぎる。
②①を器に盛り、玉ねぎを散らし、合わせたAをかける。
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こちらはスモークサーモンの切り落としを使ったサラダです。
にんにくのすりおろしは、もちろんチューブ入りのでOK!
クリームチーズを食べやすい大きさに切って散らしても美味しそうですし、このサラダをベーグル等で挟んで食べても美味しそうですね。
●鶏肉とトマトの夏カレー
材料(2人分)
鶏モモ肉…200~250g トマト…1個 なす…1本
玉ねぎ…1/2個 カレーのルウ…約60g
ごはん…2皿分 油…大さじ1/2
①鶏肉は冷凍であれば半解凍し、ひとくち大に切る。トマトはざく切り、なすは乱切り、玉ねぎは薄切りにする。
②鍋に油を熱して鶏肉を炒め、焼き色がついたら玉ねぎ、なすを加えてさらに炒める。水2カップを加えて煮立て、野菜がやわらかくなるまで煮る。
③ルウを割り入れて溶かし、トマトを加えて弱火でとろみがつくまで煮る。
④器にごはんを盛り、③をかける。
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夏場にピッタリな夏野菜のカレーです。
他にオクラとか入れるのも良いかも知れないですね。
ここでは生のトマトを使っていますが、細かくなっても良いなら、カットトマトの水煮缶を使うとトマトを切る手間が省けます。
その際はお水の量は加減して下さいね。
●牛肉とトマトの卵炒め
材料(2人分)
牛こまぎれ…200g 酒…小さじ1 片栗粉…大さじ1/2 トマト…1個 しょうが…1/2片 白ねぎ…1/2本
ごま油 …大さじ1 オイスターソース…大さじ2
卵…1個 粗挽き黒胡椒…少々
①牛肉は半解凍し、酒と片栗粉をもみ込む。トマトはくし形切りにし、しょうがはせん切りにする。白ねぎは半量を斜め切りにし、残りをみじん切りにする。
②フライパンにごま油を熱し、しょうがを炒める。牛肉を加えて炒め、肉の色が変わったらトマトと白ねぎの斜め切り、オイスターソースを加えて炒め合わせる。
③卵を割り入れてへらでざっくり混ぜ、半熟状になったら白ねぎのみじん切りと粗挽き黒胡椒を散らす。
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トマトとたまごとと牛のこま切れ肉で作れる簡単メイン料理です。
ここでは炒めたお肉とトマトの所にたまごをそのまま割入れてますが、あらかじめ解きほぐしたたまごを流しいれてもOKです。
他にも湯むきで皮をむいたトマトを、オリーブオイルとポン酢しょうゆを合わせたものに漬けたものもさっぱりしていて、暑い時期にはおススメです。
面倒でなければミニトマトを皮をむいて漬けこんでも。
生協では毎週普通のサイズのトマトからミディサイズのトマト、ミニトマトまで様々なトマトをとりあつかっています。
ぜひこの夏は自分のお好みのトマトを見つけ出してください。