2014-12-12

お正月に欠かせない黒豆、こんなアレンジいかがでしょう


今年も残り少なくなり、何かと気忙しい頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
最近ではおせち料理も、自分で全部作る方は少なくなってきましたが、縁起物として一通りは揃えたい…と言う方はまだまだ多いのでは無いでしょうか。
今回は、おせち料理で定番の「黒豆」を取り上げました。



■特徴は大きさ


おせち料理に欠かせない食材の一つである「黒豆」。
関西で「黒豆」と言えばなんといっても「丹波黒」、兵庫県篠山市付近で古くから栽培され、西日本の黒豆の主流となっています。
特徴はその大きさにあります。大豆の大きさは、百粒の重さ(百粒重)で比較しますが、一般の大豆が百粒重30g程度であるのに比べ、丹波黒は80~90gと世界でも類のない大粒となっています。
その大きさだけでなく、煮豆にすると、皮が破れにくくよく膨らみ、漆黒の色つやと広がる芳香、もちもちした極上の食味も人気の理由です。
最近では実が若い内に収穫した「枝豆」も、独特の風味で人気となっています。

おせち料理に黒豆を入れる理由としては、「黒が魔よけの色だから」「まめ(勤勉)に働き、まめ(健康)に暮らせることを願って」など色々説があります。
江戸時代の後期には、黒豆を醤油や砂糖で煮た煮豆をおせち料理として食べる事が一般に広まったと言われています。


■ちょっとひと工夫


自分で炊くと大変だし、買ってきてもつい残りがちな黒豆の煮物。
こんな風にアレンジしてみてはいかがでしょうか?

●栗きんとんと一緒にサラダ



材料(2人前)
栗きんとん 100g  かぼちゃ 100g
さつまいも 100g  黒豆煮物 適宜
レタス   適宜
A)マヨネーズ 大さじ2
プレーンヨーグルト 大さじ1/2


かぼちゃとさつまいもは角切りにし、レンジ(600w)で5~7分やわらかくなるまで加熱し、冷ましておく。

ボウルに栗きんとん、を入れて混ぜ、①を加えて混ぜ合わせる。食べやすくちぎったレタスの上に盛り、黒豆をのせる。


●簡単黒豆とクリームチーズのディップ



材料
クリームチーズ 30g 黒豆煮 20g

①クリームチーズを耐熱皿に入れ、電子レンジに30秒位かけて柔らかくします。
②クリームチーズに黒豆をつぶしながら混ぜ合わせます。
③クラッカーや、パン等と一緒に盛り合わせて出来上がりです。


ホットケーキミックスでどら焼きの皮を作って、このディップをはさむと生どら焼き風に。
洋酒(ラム酒等)を少し足すと大人向けの味わいになります。

●黒豆で豆大福風



材料(2個分)
もち 2個(約100g) 黒豆煮 大さじ1
砂糖 大さじ1     水   大さじ1  片栗粉 適量

①耐熱皿に、もち、砂糖、水を入れて電子レンジで加熱します。(600wで約2分)
②黒豆煮を入れて、混ぜ合わせます。(熱いのでやけどに注意してください)
③片栗粉を手につけて、もちを2つに分けて丸めれば完成です。


片栗粉の代わりにきな粉を手に付けて丸めて、きな粉もちにしたり、フライパンなどでこんがりと焼いて焼き餅にしても良いですし、ワッフルメーカーがあれば、黒豆入りのモッフルにしても良いですね。

●黒豆でかぼちゃのいとこ煮



材料
かぼちゃ 1/4個  黒豆煮 100g
砂糖   大さじ12  水 200cc
しょう油 少々

①かぼちゃは食べやすい大きさに切り、しょう油以外の材料を入れて煮ます。
②かぼちゃが柔らかくなったら、味を見てしょう油で味を調えて出来上がりです。



黒豆の味によって砂糖としょう油の量は加減して下さい。
いとこ煮といえば小豆と煮るのが一般的ですが、残った黒豆を使えば簡単です。

他に、市販のパウンドケーキミックスを使って、黒豆入りパウンドケーキ(生地に抹茶を混ぜるとよりいっそう和風のケーキに)や、蒸しパンミックスで黒豆入り蒸しパン、クッキー生地に混ぜ込んで黒豆入りクッキーと幅広くアレンジできます。

色々するのは面倒…と言う時は、ヨーグルトに黒豆を混ぜたり、アイスクリームに混ぜたりすれば、簡単に和風デザートの出来上がりです。

余った黒豆の煮汁も、牛乳で割って黒豆ラテに、きな粉やお好みでシナモンなどのスパイスを入れてもおいしくいただけます。

そのまま食べるのも良いですが、この冬は黒豆をいろいろとアレンジして楽しんでみませんか?