年明け早々からごちそうなどで胃が疲れて…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時におすすめなのが、今が旬の大根を使った大根おろしです。
■なぜ胸やけに良いの？
大根は土の中で成長する白い根の部分を主に食べる根菜類ですが、この白い根の部分のの90％以上は水分で、その他にでんぷんを分解する「ジアスターゼ（別名：アミラーゼ）」やたんぱく質を分解する「プロテアーゼ」などの消化酵素、ビタミンCなどが含まれています。
特に「ジアスターゼ」は、食べ物の消化を促進し、胸やけや胃もたれを防ぐほか、二日酔いの緩和にも効果があり、市販の胃腸薬などにも使われています。
昔から大根おろしを食べると「お腹がすっきりする」「胃の調子が良くなる」といわれるのはこのためで、お餅や天ぷらなどと一緒に大根おろしが出てくるのも納得ですね。
ただし、この大根に含まれている消化酵素は加熱や空気に触れると分解してしまうので、大根おろしは食べる直前に作るのがおすすめです。
また風邪をひいた時に、大根をおろして絞った汁にはちみつや水あめを混ぜて飲むとのどに良いといわれていますが、大根に含まれている辛味成分には殺菌作用があるのだそうです。
■大根おろしを使ったレシピ
●ツナと大根おろしのスパゲッティ
材料（2人分）
スパゲッティ …180g
ツナフレーク(まぐろ油漬)…80g
水気をきった大根おろし…1カップ
しょうゆ …適宜
かいわれ大根 …20g
①スパゲッティは塩を加えた熱湯でゆでる。
②ボウルに油をきったツナフレーク、水気をきった大根おろしを混ぜ、しょうゆ適宜を加えて和える。
③器に①を盛って、②をのせ、根元を切ったかいわれ大根を散らす。
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大根おろしを使ったあっさり和風パスタです。
しょうゆを麺つゆに変えても美味しくいただけます。
●豚肉のカリカリおろし和え
材料（2人分）
豚切落しモモ…150～200g（もしくは小間切れ、肩・バラ炒め物用）
ピーマン …2個 大根 …5cm
油 …大さじ1/2
もみのり・削り節・ぽん酢 …各適宜
Ａ）酒・しょうゆ…各少々
①豚肉は必要であれば半解凍し、Ａをまぶす。ピーマンは細切りにし、大根はすりおろして水気をきる。
②フライパンに油を熱し、豚肉を焼き色がついてカリカリになるまで炒め、取り出す。ピーマンを入れ、サッと炒める。
③器に豚肉を広げて盛り、大根おろし、ピーマンをのせる。もみのり、削り節をのせ、ぽん酢をかける。
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大根おろしとぽん酢で豚肉もあっさりいただけます。
豚肉には疲労回復に役立つビタミンB1が豊富に含まれていますので、積極的にとりたいですね。
●はちみつ大根
材料
大根 5～6㎝ はちみつ（または水あめ） 適宜
①大根は薄くいちょう切り等に切ります（薄く切った方が早く水気が出ます）
②密閉できる食品保存容器に大根を入れ、はちみつを大根が隠れる位まで入れます。
③冷蔵庫に入れ、2～3時間程置き、トロトロだったはちみつがサラサラになったら出来上がりです。
④のどが痛い時等に50cc位ずつゆっくりと飲んで下さい。
大根からエキスが出るのが待っていられない時は、大根をおろした絞り汁にはちみつを加えて飲んでも良いです。
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昔ながらのはちみつ大根、ちょっとのどの痛い時、風邪をひいたかな？と言う時におすすめです。
生協では毎週、土付きの大根やカットした大根、ミニ大根等様々な大根を取り扱っています。
まだまだ寒い季節が続きますが、大根を上手に利用して元気に過ごしましょう。
